ドラマ『ホットスポット』4話ネタバレ感想&考察:301号室に女の霊?強盗,村上とラストの男の謎

2025年1月期ドラマ『ホットスポット』 第4話:自力

画像引用:『ホットスポット』公式サイト

本記事はネタバレを含みます。まだ未視聴の方はご注意ください◎

全話ネタバレまとめ

2025年冬ドラマ『ホットスポット』の全話あらすじと作品情報、視聴しての感想をまとめました。 バカリズムが脚本を手がけた今作。共感度MAXの「地元あるある」と、伏線だらけの予想を裏切る展開で、ハマる人続出! 毎週放送日はXトレン[…]

ドラマ『ホットスポット』4話のネタバレなしあらすじ

この日清美は夜勤のため、昼間のうちに家事や買い物を済ませようと忙しくしていた。スーパーで綾乃に遭遇し、買い物を終えて一緒に店を出ると、綾乃の電動自転車が盗まれていた。電動自転車は買ったばかりでまだ2回しか乗っていなかったと悔しがる綾乃は、誰ともわからぬ犯人に対してありったけの悪態を並べるのだった。清美は綾乃を車で送りながら、あとで高橋に自転車探しを頼んでみようと考えている。

大学受験時期の今、ホテルには一週間ほど前から受験生が宿泊している。その流れで、大学受験の話になった清美と高橋。高橋は能力を駆使して山梨大医学部に入るも、知能をあげると副作用で髪が薄くなることがわかり、大学は中退。高橋曰く、自分の髪が薄いのは「能力によるハゲ」らしい。

この日の夜勤は、高橋と清美だった。ホテル3階の角部屋には、霊が出るという噂がある。夜24時を回ったころ、その角部屋301号室の男性客(吉村界人)からフロントコールでバスルームの電球交換を依頼される。高橋が交換に向かったが、すぐに戻ってきて「霊がいた」と言う。代わりに電球を換えに行った清美は、部屋に霊ではなくもう一人女性が隠れているのを発見した。本来は1名での宿泊予約だったため、追加料金をもらうことで男性客は了承した。

しかし直後、ホテルの給湯器不具合で全客室でお湯が出なくなってしまう。301号室の客はさっきの仕返しとばかりにフロントに文句を言いにきて、30分以内に復旧目処が立たないのなら全額返金しろと迫る。客の態度に腹を立てた清美は、なんとしても給湯器を復旧するべく行動に出る。

ドラマ『ホットスポット』4話の感想・見どころ

とんでもなく口が悪いあやにゃん最高な件

電チャリを盗まれて、スイッチが入ったように滑らかに暴言を吐きまくるあやにゃん。3話からここまで、人当たり良い好感度ママだったので、これは楽しいギャップでした。最後の「……してろっつうの」が、何を言ったのか気になります。

とても放送できないような言葉なのか、ピー音の代わりに『きらきら星』のきらめかしい旋律が流れます。口の悪さが強調されるし、作品の世界観も壊れない!この演出、すごくいいなと思いました。

無事犯人に泥水を飲ませることができて、あやにゃんもさぞかしスッキリしたことでしょう。犯人の俳優さんは、顔面泥水ダイブ大変だったろうな…

自覚なきプチイライラ製造機・高橋

今回清美はいろんなことにイライラしていましたが、特に高橋に苛立つシーンが多めでした。高橋のような言動、一昔前だと「KY」と呼ばれていましたね。本人に自覚も悪気もない、ちょっとイラッとするあれ。本当によくある!よくいる!そして多分私も知らず知らずのうちにやっちゃっているんだろうな…。

自分が気を遣った分だけ、相手にも気遣ってほしい。やらなくてもいいけど、せめてやろうとする姿勢だけは見せてほしい。だってそれが当たり前だから。この「暗黙の当たり前」によってイライラしちゃうのが日本人のいいところであり、困ったところですよね。海外の人はこのイライラはピンと来ないのかもしれません。

幸い、あの小さなイライラは持続しないし、本人にも言うほどでもないけど…。心の中で一瞬思うくらいなら許してください神様。

ただ、一つ例外。自覚ある大学マウントはどんな時でもイラッとします!

いま一番悪役が似合う吉村界人

『地面師たち』以降、悪役で引っ張りだこの吉村界人がゲスト登場しました。清美が電球を換えに部屋に行ったときは「ありがとうございます」とはっきり言うし、部屋に女がいるのがバレてもあっさり追加料金を了承してくれるし、あれ今回好青年?と思いましたが…。やっぱり吉村界人は悪たれる!

悪役、というか、“突っかかる若者”が抜群に上手いと思うんです。まなざしにこもる迫力や、表情や身体の動きが、過剰でも過小でもない。キャラクターに可愛げを覚える隙もないほど、こちらを苛立たせる完璧な悪いヤツの演技!

でも彼の目論見は失敗するんだろうなっていう未熟さも持ち合わせている。成熟したら香川照之のような、主人公に立ちはだかる強敵になれるんじゃないかと期待しています。

インタビューやオフシーンでの彼は、言葉にも立ち振る舞いにも誠実で真面目な性質が表れていて、その振り幅が余計にいい!

ドラマ『ホットスポット』4話のネタバレ考察・解説

今回は清美が自力解決でタイトル回収

4話で起きたトラブルは3つ。

  1. 綾乃の電動自転車が盗まれる
  2. ホテルの給湯器が壊れる
  3. 受験生が受験票をホテルに忘れる

このうち、②を清美が自力で解決したことで、タイトル「自力」と内容が繋がりました。これまで能力を使って問題を解決してきた高橋が、ラストで綾乃の自転車を”自力”で塗装してあげるおまけ付き。高橋の趣味であるガンプラの振りがここで活かされました!

村上と新たな男2人組の謎

1話から登場している宿泊客・村上(小日向文世)は富士山をじっと見つめていました。メガネ…おじさん…。由美の理論でいうと、謎が多い村上も宇宙人の可能性はあります。富士山と富士山を見る村上がぴったり重なるカットでは、今まで単なる背景として配置されていた富士山が、何らかの意味を持って映し出されました。

そして、ラストで富士浅田駅に降り立った男性二人組もまた、物語の鍵を握っていそうです。池松壮亮扮する男は、駅を出てすぐ、鼻で息を吸い込みました。空気の匂いを嗅いだのか、ただ鼻を鳴らしただけかは不明ですが、1話冒頭で少年が鼻をすすっていたこともあり、能力を連想させる動きでした。

ホテル3階301号室の窓に映った女の

高橋が「霊がいた」と言った3階の角部屋301号室。清美が駆けつけると幽霊騒ではなく、男性客が連れ込んでいた女性を発見しました。しかし、清美が男性客と話している間、窓には連れ込み女性とは別の女の顔がうっすら映っています。本当に気づかない程度に…

この部屋に霊が出る話は、過去の宿泊客も言っていたと1話時点でわかっています。このとき清美は霊感がないと言っていました。自称「霊感がある」高橋が見た女の顔は、清美が気づかなかったほうの顔だった?

清美と高橋が夜勤中に組んでいた部屋の配置表によると、作中の時間の経過を考えて1話時点からの現在も宿泊しているのは503号室村上のみ。部屋番号的に301号室とは離れていると思われるので、301号室の霊の噂は、村上とは別の原因がありそうです。

自転車泥棒は梅本に仕組まれている?

綾乃がスーパーで盗まれた自転車は、綾乃の夫が買ったものの乗らないため、見かねた綾乃が使っているようでした。綾乃も今回で乗るのは2回目とのこと。

作中の舞台・富士吉田市は山梨県の地方都市。車社会で通勤や日常的な移動のため車の保有率は都心に比べて高いでしょう。3話で綾乃が運転していたファミリーサイズのミニバンは、おそらく夫と共同使用か、夫は夫で別の車を所持していると考えられます。

夫はなぜ電動自転車を買って、乗らずに放置していたのかが疑問です。趣味のためのロードバイクやクロスバイクならともかく、便利な電動自転車。まるで綾乃に使わせるために買ったかのようにも思います。

4話では、自転車盗難のエピソードはサブ扱いでした。1〜2話の地上絵同様、自転車盗難とコンビニ強盗も誰かに仕組まれていて、伏線として放り込まれたエピソードの可能性もまだ捨てきれません。そして、綾乃の夫と梅本が関わっているのでは…?

 

▼ 次回5話のネタバレ感想&考察はこちら ↓

関連記事

2025年1月期ドラマ『ホットスポット』 第5話:個人的ニュース 画像引用:『ホットスポット』公式サイト 本記事はネタバレを含みます。まだ未視聴の方はご注意ください◎ [sitecard subtitle=全話ネタバレまと[…]