映画『ANORA アノーラ』ネタバレ感想&考察解説|嘘だらけの世界で気高く生きる裸のシンデレラ

アカデミー賞5部門受賞、カンヌ国際映画祭パルムドール受賞。ものすごいタイトルを引っ提げたシンデレラが現れた。

シンデレラストーリーに20世紀の価値観や現実を反映させて、時代に合ったまったく新しいものに作り変えたのが本作『ANORA アノーラ』だ。

ラブストーリーかと思いきや、人間の綺麗なだけじゃない複雑な心や生きる辛さ、一気にスパークして消える若い恋の、”苦み”をじっくり描く。

きらきらしたキービジュアルからはまるで想像できなかったビターさが、ひねくれた私には大変ツボだった。

ここに書いたのは私なりのキャラの心理解釈やラスト考察ですが、ぜひ視聴後に一緒に考えてみませんか!

本記事は感想にネタバレを含みます。まだ未視聴の方はご注意ください◎

映画『ANORA アノーラ』の評価

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総合評価  4.1 / 5

評価コメント:シンデレラストーリーにはもう誰も憧れない

本作がこれほど評価された理由は、“金持ち息子×ストリッパー”のシンデレラストーリーを、幻想を徹底的に打ち砕くリアリティで、現実を生きる私たちの物語として提示した点にある。

もう私たちは、ただ甘くて優しくて幸せなだけのシンデレラストーリーが、現実にはほど遠く、絶対に起こらないファンタジーだと知っている。

アノーラは決して悲劇のヒロインではなく、強くて、賢くて、ユーモアがあり、自分の人生を自分の足で歩こうとしている。彼女は「救われるべきプリンセス」ではなく、最初から主体性を持った人間として描かれている。

アノーラの中にある強さや気高さ、優しさ、脆さ。作中でアノーラが経験したすべてがラストシーンで静かに脈打つ。

ラブストーリーの形式をとりながらも、階級、差別、性産業、若者の葛藤など、あらゆる面から社会問題や人間の心理を炙り出す、この鋭さ。

広角レンズとハンディカムでリアリティが高い映像も、緩急をつける音楽も脚本も、何度も巻き戻して再生してしまうほど魅力的だった。

  • ハッピーエンドなラブストーリーとか選択肢にすら入らんわって人
  • 静かに淡々と進む感じのロードムービーが好きな人
  • 被差別的な女性を尊重する作品を支持する人
  • 気まずいシーンばかりでも大丈夫な環境で見られる人

映画『ANORA アノーラ』が視聴できる配信サービス

  • Amazon プライムビデオ
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映画『ANORA アノーラ』ネタバレなしあらすじ

ニューヨーク・マンハッタンのストリップクラブでダンサーをしているロシア系アメリカ人のアノーラ(アニー)は、店の太客であるロシア人青年・イヴァン(ヴァーニャ)に気に入られる。

イヴァンはロシアの新興財閥の御曹司で、21歳にして豪邸に住み、とにかく気前がいい。アノーラは1週間1万5000ドルで、イヴァンの契約彼女を引き受けことになる。

セックス・酒・ドラッグ三昧に、友人らを連れてラスベガス旅行。ラスベガスのホテルで、アノーラとイヴァンは一緒に楽しんだ1週間を振り返る。そして、イヴァンはアノーラにプロポーズし、二人はそのままラスベガスのドライブスルーウェディングで結婚した。

晴れて夫婦になり、幸せ絶頂の日々を過ごすアノーラとイヴァン。だが、息子の結婚を知ったイヴァンの両親は大激怒し、アメリカにいる部下をイヴァンの自宅に送り込んだ。

家に乗り込んできた3人のロシア人男性(トロス・ガルニク・イゴール)は、アノーラを娼婦と蔑み、婚約無効手続きをさせようとイヴァンを説得する。しかしイヴァンは隙をついて家から逃げ出し、事情が飲み込めないまま取り残されたアノーラは、身を守ろうと暴れる。

とにもかくにも、イヴァンと見つけ出して話し合うため、アノーラと3人はニューヨークの街をヴァーニャを探して歩き回る。

前半の、鮮やかな色彩や音楽に彩られた夢のようなシンデレラストーリーに対して、現実を突きつける鋭い展開が淡々と連続する静かな後半。

誰もが羨む幸せな電撃婚の顛末と、感情がなだれ落ちるような切ないラストはぜひ自分の目で確かめてほしい。

映画『ANORA アノーラ』ネタバレあり感想

アバターとしての”アニー”

アノーラは本名で呼ばれることを嫌い、仕事・プライベート問わず周囲には「アニー」と呼ばせている。

ストリップクラブで働くアノーラは、名目はダンサーだが、客に性的なサービスも提供する。客に男女の夢を見せるのがダンサーたちの仕事で、ストリップクラブ内には男性のための虚構の世界が広がっている。

アノーラにとって、”アニー”はその虚構の世界に適応するためのアバターだ。

アニーとしてなら気持ち悪い客にも媚びることができるし、話もつまらないうえにセックスも下手で、股間に脳みそが付いているようなイヴァンにも、愛想笑いで抱きつくことができる。

アノーラとイヴァンとの結婚は愛の有無はどうでもよく、「お互いに楽しむこと」を目的とした結婚である。イヴァンはアメリカ永住権、アノーラはリッチな暮らしのためだが、お互いにそれは表に出さない。

おそらく、結婚のお祭り騒ぎとセックスによるエンドルフィンの効果で、自分たちは愛に突き動かされて結婚したと認識をすり替えてしまっている。

この、「本来の目的」を無意識のうちに「愛」へと認識をすり替えることこそが「錯覚」だ。ことに、若者の恋愛でしばしば起こる。

アノーラにとって、結婚は「イヴァンを愛している」と嘘をつき続けてアニーとして生きることでもある。

ただ、”アニー”はセックスワーカーとし働くアノーラが心を守るために、仕事上はアニーという別人になろうとして生み出されたとか、そんな悲壮感漂う存在でもないようだ。

アノーラの仕事に対するプロ意識やプライドが、”アニー”には反映されている。それは、意識の切り替えスイッチのようなものなのだろう。

恋愛は相手の偶像を好きになること

本作は、公式も”21世紀版シンデレラストーリー”と触れ込むように、ストリッパーと御曹司の身分違いの恋愛・結婚が描かれる。しかし、ラブストーリーではない。

それどころか、当人の男女二人は愛し合ってもいない。

彼らが「結婚」と呼んでいるのは、セックスと金の専属契約のことだ。

それでも、ネオン瞬くラスベガスの街を駆ける二人は人生で最も幸せなロマンスの渦中にいるかのようだったし、彼ら自身もそう思っていたろう。

恋愛とは相手の「偶像」を好きになることだと、つくづく思う。

イヴァンにとってアノーラは、最高な”性奉仕”をしてくれる相手。(アノーラを気持ちよくさせてあげたい、という気持ちはまったくなく、とにかく自分が気持ちよくなれればいいという独りよがりなセックス)

アノーラは、プロポーズされるまでイヴァンを客としてしか見ていなかったし、結婚してからもイヴァンの頭の中は相変わらずセックスのことだけ。そんなの、「金」をイヴァンだと思って好きになるしかない!

恋人や夫婦が喧嘩をするとき、そこには自分が好きになった相手の「偶像」との差に対する失望や怒りがあるのではないだろうか。

イヴァン失踪により、イヴァンの魅力メッキの膜はパラパラと剥がれつつあった。

ベガス行きの飛行機に乗る直前、イヴァンが離婚を「当たり前だろ!」とあっさり受け入れたとき、アノーラが愛していると思い込んでいた偶像のイヴァンは完全崩壊した。

その後の、アノーラのイヴァンに対する、気持ちがいいまでの「バカ息子」呼ばわりは皆さんもご覧のとおり。

息子を鬼可愛がりしそうな母親までもが、バカ息子!と罵倒するのも意外でスカッとした場面だった。

セックスワーカーのプライドと諦念

アノーラはセックスワーカーだが、仕事に対して引け目やストレスを抱えている様子はなく、むしろプライドを持ち毅然としている。

そのため、侮蔑が含まれる「娼婦」と呼ばれることには不快感を顕にする。

セックスワーカーを「止むを得ない事情により」、「後ろめたさを抱えながら働く」、「可哀想な女性」として扱わない描き方も、本作が賞賛される一因だ。これまでなら被差別対象だった人たちを作中で悩ませない、こんな映画を私はもっと見たい。

だが、アノーラはセックスワーカーの自分は、強い者からは蔑まれる対象となることも理解している。

作中の中でアノーラは「社会階級」、「職業」、「性別」、どのパワー関係でも弱い立場にある。

弱い立場側の言葉は聞いてもらえない。「金持ちを性的に誘惑して結婚を強要したこと」を許してもらっても、アノーラは反論することさえ諦め、呆れ顔で受け入れるしかできない。

イヴァンのプロポーズに「はい」と言うだけで、見下されがちなストリッパーから、世界中が羨むセレブ夫人になれる。そこに愛がなかったとしても、誰がこの選択を断れるというのだろう。

アノーラは自分の武器や、男性から求められる点が「セックス」しかないと思い、他人に身体を侵されるのは仕方なしと諦めている節がある。

しかし一方で、アノーラはセックスで男を転がす圧倒的なパワーを持っているとも言える。

「レイプする気は全くなかった」と言うイゴールに、「なんで?」と聞き返すアノーラの顔には、不信のほかに、「私の身体が欲しくない男って存在するの?」という驚きも、ほんの少しだけ混ざっているようにも読み取れる。

一つ引っかかることがある。イヴァンの豪邸に突然やってきて、自分を取り押さえようとするガルニクとイゴールに、アノーラは大絶叫で暴れて抵抗する。大の男がお手上げ状態なのが笑いどころなのだが、考えてもみてほしい。

相手は屈強な男3人、外国人で、大金持ちの用心棒。対する自分は女1人、ストリッパーでショーツ姿で、相手側から存在を疎まれている。もしこの人たちがロシアンマフィアだったらーー。

あのアノーラの狂乱は、ごく当然だと思うのだ。

映画『ANORA アノーラ』考察・解説

【考察】ラストシーンの考察|イゴールとアノーラの間に恋愛感情はあるか?

アノーラとイゴールの車中でのラストシーンを読み解くには、各キャラクターの視点から考える必要がある。

<< ラストシーン >>
イゴールはアノーラを元住んでいた家まで送り、別れ際にアノーラから没収していた結婚指輪を返す。
指輪を受け取ったアノーラは、無言のままイヴァンに跨り腰を動かし始める。
イゴールは感情を見せないままアノーラを見つめ、キスをしようとするがアノーラはそれを拒否。
泣き崩れたアノーラをイゴールは抱きしめる。〜END〜

 

ラストシーン考察①:アノーラ視点

イヴァンの結婚が無効(=嘘)になった今となっては、結婚指輪はあの結婚が事実だったと証明する唯一の物だ。

アノーラがイゴールにした行動は、その指輪を返してくれたイゴールへのお礼だったのではないか。

アノーラにとって、セックスは金銭の対価として提供するものだ。指輪を受けとったあと、自分に向けて行動してくれたイゴールに対して、今自分が返し得る対価は何かと考えた末、気は進まないがセックスを選んだ。

当初はイゴールを暴漢で不良と評していたアノーラだったが、婚姻無効後の一連のイゴールの行動で、イゴールのことを”アニー”のアバターを被らないで話ができる貴重な相手と見直した。だが、この時点でアノーラはそれ以上の感情を抱いてはいないように見受けられる。

イゴールのキスを拒んだのは、このセックスはあくまでお礼として性的サービス提供であり、イゴールと親密な男女の仲に発展したかったわけではないからだ。

と同時に、「レイプなんかしない」と言いきったイゴールが、セックスにノリノリではないとはいえ、キスでアノーラに対する性欲を示したことに、イゴールもイヴァンや客と同じかと失望もした。

アノーラがイゴールに仕掛けたセックスは、対価であり、対等な人間としてのプライドの表明である。

そして、アノーラが流した涙は、結婚無効のショックと元の人生に戻る喪失感、男性への失望がめちゃくちゃに混ざり合った涙だったと思う。

ラストシーン考察②:イゴール視点

ラスト時点でイゴールは、アノーラに恋愛感情とまではいかないが、好意を寄せていたように読み取れる。

なぜならイゴールは、雇い主に楯突くことになってもアノーラに寄り添う発言をしたり、名前を褒めてアノーラを肯定し、誕生日や名前など自分の話を聞かせている。これは好意の開示であり、他人→知り合いへの進展のステップにほかならない。

イゴールは善意・親切でアノーラに指輪を返したが、アノーラから来たのは笑顔やお礼の言葉ではなく、セックスだった。

セックスワーカーではないうえに心根も優しいイゴールは、セックスは親密な男女の好意表現だと捉えていたとしたら。なんの前触れもなく急に始まるセックスは、アノーラなりの好意の表明だと思ったとしても不思議はない。

アノーラの好意に、自分も好意を示すためにキスしようとしたが、アノーラは強い力でキスを拒絶した。

アノーラを抱きしめたイゴールが、この瞬間のアノーラの心の痛みに気が付いたかどうかはわからない。

たとえ、アノーラを泣かせるものが一体何なのか理解できていなかったとしても、何も言わずただ抱きしめるイゴールが優しい人であることは間違いない。

メタファー考察:ラストシーンが暗喩すること

「階級」、「職業」、「性別」、これらのすべてで差別を受ける立場にいるアノーラは、世の中のあらゆる被差別者を象徴する存在だ。

一方、イゴールは最終的に、アノーラに同情を示して味方してくれる理解者として描かれた。

アノーラとイゴールを各象徴に置き換えると、ラストシーンでは【被差別者が、ようやく見つけた理解者から、差別要因につけこんでハラスメントを受ける】という結構ゾッとすることが、当事者にも気づかないほど、ごくさりげなく行われたことになる。

信じてもいいかもと思っていた人が、なんの悪びれもなく何かを要求してきたら。それは、弱い立場にいる人にとって、とても恐ろしいことではないか。

生活に困窮して死を考えた矢先、相談できて「辛かったね、味方だよ」って言ってくれる友達を見つけたのに、お礼を言ったら相談料10,000円を請求されたような。

イゴールがキスしようとしてきたことはアノーラにとって、それくらいのショックだったと言える。

もちろん、イゴールには「アノーラの身体で遊んじまおう〜」なんて意図はなくて、悲しいすれ違いが起きているのだが、人の素直で純粋な本音は思った以上に相手に伝わってはくれないのだ。

そして善人の顔をしたこうした搾取は実際に起きていること、知らず知らずのうちに誰かにしてしまっているかもしれないことを、想起させるラストでもあった。

ラストシーンから読み取れる意図

本作のラストは、様々な解釈ができる奥行きと余白を持たせたシーンになっている。

アノーラとイゴールは、ここで別れって二度と会わなくてもいいし、恋人や友人にもなるかもしれない。その後のストーリーは見る人がどう決めてもいいのだ。

90〜00年代のラブコメ映画なら、クソ野郎との婚約が無効になったあと、ずっと支えてくれていた腐れ縁の男友達が真実の愛の相手だったと気づき、熱烈なキスでエンディングを迎えたりした。

ラストでイゴールをアノーラを救う王子様として描かなかったのは、本作が「シンデレラストーリー」の先の現実を描くことを目的としているからだろう。

ここでイゴールとアノーラをくっつけてしまっては、これまで描いてきたリアルを否定することになる。

王子様とのロマンスにボロボロに傷つき疲れきったリアルシンデレラは、痛みに泣き苦しみながらも、自分の足で立ち上がらなくてはいけないのだ。

映画『ANORA アノーラ』主な登場人物・キャスト

アノーラ・ミケーヴァ(マイキー・マディソン)
– マンハッタンの高級ストリップクラブの人気ダンサー”アニー”。ロシア系アメリカ人でロシア語は理解できるが、簡単な言葉しか話せない。

イヴァン・ザハロフ(マーク・エイデルシュテイン)
– 愛称ヴァーニャ。ロシア新興財閥の御曹司でアメリカ放浪中。両親、特に母親に反抗を抱いている。アノーラに彼女契約を持ちかける。

イゴール(ユーリー・ボリソフ)
– アメリカでのヴァーニャの世話係兼用心棒としてトロイに雇われている。ぶっきらぼうだが良心的で、暴れるアノーラにも決して暴力は振るうまいとする。

トロス(カレン・カラグリアン)
– アメリカでのヴァーニャの世話係としてトロイの父に雇われている。アルメニア人で教会の司祭もしている。※アルメニア…ロシアの黒海側の南、イラクの北隣に位置する小国

ガルニク(ヴァチェ・トヴマシアン)
– トロイの部下で、イゴールとともにイヴァンの家に様子を探りにくる。

ニコライ・ザハロフ(アレクセイ・セレブリャコフ)
– イヴァンの父親でロシア新興財閥当主。ロシア在住。放蕩息子イヴァンを自らが手掛ける事業に就かせようとしている。

ガリーナ・ザハロフ(ダリヤ・エカマソワ)
– イヴァンの母親。イヴァンを大事にしつつ、威厳ある上流階級の人間に育てようと厳しくしつける。

ダイアモンド(リンジー・ノーミントン)
– アノーラと同じストリップクラブで働くストリップダンサー。アノーラとは犬猿の仲。

トム(アントン・ビター)
– ヴァーニャの友人でキャンディショップ店員。ラスベガス旅行に同行した。

クリスタル(アイヴィ・ウォーク)
– ヴァーニャの友人でキャンディショップ店員。トムと一緒にラスベガス旅行に同行。

映画『ANORA アノーラ』作品情報

作品情報

⚫︎ 公開年:2024年/日本 2025年
⚫︎ 製作国:アメリカ
⚫︎ 尺:139分
⚫︎ 監督:ショーン・ベイカー
⚫︎ 脚本:ショーン・ベイカー
⚫︎ 撮影:ドリュー・ダニエルズ
⚫︎ 音楽:マシュー・ヒアロン=スミス
⚫︎ 原題:Anora
ショーン・ベイカー監督の主な作品
  • 『タンジェリン』(2015年)
  • 『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2017年)
  • 『レッド・ロケット』(2021年)

主な受賞・ノミネート

2025年 第97回アカデミー賞

  • 作品賞
  • 監督賞 ショーン・ベイカー
  • 主演女優賞 マイキー・マディソン
  • 脚本賞 ショーン・ベイカー
  • 編集賞 ショーン・ベイカー

2025年 第77回カンヌ国際映画祭

  • コンペティション部門 パルムドール

予告動画

 
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